洗濯機の下にすき間を作る「かさ上げ台」。 実はこれ、排水トラブル・振動・騒音・掃除のしにくさといった、洗濯機まわりの悩みを一気に改善できる便利アイテムです。
中でも「ニトリ」は価格が手頃で店舗・ネットですぐ買える ・防振・滑り止め付きという理由から、初めての人にも選ばれやすい定番ブランドになっています。
この記事では、
- 洗濯機かさ上げ台の必要性
- ニトリ製品の特徴と選び方
- 用途別おすすめかさ上げ台
- 100均や代用品の注意点
まで、元家電エンジニアの実務経験をもとにわかりやすく解説していきます。これからかさ上げ台の導入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
キツネコロ君そもそも“かさ上げ台”って、本当に必要なの?



設置環境によっては“必須”で場合によっては洗濯の負担軽減にもなるよ。まずは役割から見ていこう。
かさ上げ台ってそもそも何?主な目的とメリット


かさ上げ台は、通常は洗濯機の真下に排水溝が来てしまう設置環境で、排水ホースの潰れや逆流を防ぐ目的で使用されることが多いアイテムです。
しかし近年では、
- ドラム式洗濯機の取り込み口が低く、腰に大きな負担がかかる
- 洗濯機の下にスペースがなく、掃除ができない
といった理由から、 腰への負担軽減や、掃除のしやすさを目的として導入されるケースも非常に増えています。
排水対策・身体の負担軽減・掃除性アップという、 3つの悩みを同時に解決できるのが「かさ上げ台」最大の価値と言えるでしょう。
排水ホースのスペース確保
洗濯機自体の設置高さを上げることで、排水ホースに適切なスペースが生まれ、ホースが圧迫されることなく自然な角度で排水できるようになります。
このように、かさ上げ台の導入は見た目以上にメリットが大きく、排水系のトラブル全般を総合的に予防するための非常に有効な対策といえます。



キャニスター付きの洗濯機の台でも良いの?



移動しやすいメリットはあるけど、振動しやすいからおすすめ出来ないよ。
床掃除・ホコリ対策・通気性アップ
かさ上げすれば、掃除機やモップがスムーズに入る高さが確保でき、 ホコリ・毛ゴミ・湿気をまとめて除去しやすくなります。 さらに風通しも良くなるため、カビ臭・ぬめり対策としても効果的です。



洗濯機の下って…正直見たことないかも。



洗濯機自体がすごく重いから設置したらそのままになっているよね。だからこそ、かさ上げすると一気に掃除がラクになるよ。
振動・騒音軽減(防振・防音効果)
ゴム製で防振性を高めたかさ上げ台を使用すると、脱水時に大きくなる揺れや床への衝撃を吸収し、階下へ伝わる振動や共鳴音を軽減できます。これは単に“うるささを抑える”だけではなく、建物構造に響く低周波の振動を抑えることで、トラブル防止に直結する点が非常に重要です。
とくに集合住宅では、わずかな振動でも床材・梁・壁を通じて音が増幅され、隣室や下の階へ響きやすい特性があります。



夜に洗濯すると、ちょっと気を使うんだよね…。



防振タイプなら床への響き方がかなり変わる。集合住宅ほど効果を実感しやすいよ。
ドラム式の使いやすさ・腰の負担軽減
近年は、乾燥機能の便利さやデザイン性の高さから 縦型からドラム式への買い替え需要が大きく伸びています。 しかしその一方で、ドラム式は構造上扉の位置が低く、必ず前かがみ姿勢での出し入れが必要になります。
とくに毎日の洗濯では、
- 洗濯物を入れる
- 取り出す
- 乾燥フィルターを掃除する
といった動作がすべて“屈む姿勢”になるため、腰への負担が蓄積しやすいのが大きな欠点です。そこで効果を発揮するのが かさ上げ台による高さ調整 です。 洗濯機全体を5〜10cm持ち上げるだけで、
- 扉位置が上がってかがむ角度が浅くなる
- 洗濯物の出し入れがスムーズになる
- 腰・ひざへの負担が大幅に軽減される
といった実感しやすいメリットが得られます。さらに、ドラム式は本体が重く動かしにくいため、 かさ上げによって掃除しやすくなる点も非常に大きなメリットです。



洗濯って毎日するし、ちょっとラクになるだけでも全然違うね!



そう。腰の負担軽減は、長期的に見ても“生活の質”を上げる大事なポイントなんだ。
ニトリで買える洗濯機かさ上げ台の特徴
ニトリで買えるかさ上げ台の最大の特徴は、必要に応じて「重ねて使える」構造にあります。排水ホースの勾配を確保したいときは約5cm、掃除性や腰の負担軽減まで重視する場合は約10cmと、設置環境に合わせて高さを段階的に調整できる点が大きなメリットです。
一方で、高さ調整を行わず2段のみで使用する場合は、やや割高に感じるケースがある点には注意が必要です。最初から10cm前後の高さが必要な方は、1段で10cmほどある商品を選ぶと良いでしょう。



ニトリって、性能は大丈夫なの?



必要な機能はしっかり押さえてる。特に“重ねて高さ調整できる”のが強みだね。
ニトリの主なラインナップ|積み重ねられる洗濯機用かさ上げ台(約5cm)
ニトリで現在主に販売されているのは、積み重ねタイプの汎用かさ上げ台です。
- 1段:約5cm、2段:約10cmまで調整可能(上下がしっかり固定される安全構造)
- 天面・底面ともにEPDMゴムで防振・防音効果あり
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 積み重ねられる洗濯機用かさ上げ台 |
| 高さ | 1段:約5cm/2段:約10cm(上下固定構造) |
| サイズ | 縦100×横100mm/高さ60mm(実質:本体50mm+底ゴム3mm) |
| 耐荷重 | 約500kg(ドラム式にも十分対応) |



耐荷重500kgって…めちゃくちゃ強いね!



そう、ドラム式は100kg近いものもあるけど、この耐荷重なら安心して使えるよ。
洗濯機かさ上げ台 購入前のチェックポイント(失敗しない選び方)


購入前に、次の4点は必ず確認しておきましょう。
- 耐荷重は?150kg以上は必要
- ゴム製・樹脂製で防振・滑り止め付きかどうか
- 防水パンのサイズと洗濯機の脚幅に適合しているか
- 洗濯機の上部にスペースがあるか
平らな床(コンクリート・フローリング直置き)に設置する場合は基本的に問題になりにくいですが、 防水パン上でかさ上げ台を使う場合は要注意です。防水パンには出っ張り(足置き部)があるタイプもあるため、
- 洗濯機の脚の位置
- 防水パンの足置き部のサイズ
- かさ上げ台の底面サイズ
この3点の寸法がきちんと合っているかを必ず見極める必要があります。ここが合っていないと、 設置後に片側だけ浮く・振動が増す・最悪の場合はズレ落ちるといったリスクが高まります。
とくに2段重ね(約10cm以上)にする場合は、
- 給水ホースに余裕があるか
- 蛇口位置が低すぎないか
を事前に必ず確認し、洗濯機本体と上部配管が干渉しない高さに抑えることが安全に使うための重要ポイントです。
洗濯機かさ上げ台のおすすめ【用途別】
【コスパ重視】
・因幡電工 ふんばるマン
→ 防振・滑り止め・価格のバランスが非常に良い定番構成
価格が手頃で導入しやすく、賃貸住宅や集合住宅でも使いやすいのが特徴です。また、防水パンに収まりやすいコンパクトな設計で、限られたスペースでも扱いやすい点も魅力です。さらに、滑り止め加工や防振素材により、脱水時の横揺れ・騒音をしっかり抑える効果が期待できるため、夜間に洗濯する家庭でも安心して使用できます。
特に「初めてかさ上げ台を使う」「とりあえず失敗したくない」という方には、もっとも扱いやすい組み合わせであり、コスパと実用性の両面で“最初の一台”に最適と言えるでしょう。
【高さが欲しい】
・カクダイ 437-100
→ 排水ホースの勾配確保・床置き設置向けで高さをしっかり確保できる
床に直接設置する環境では、排水ホースの勾配が取りにくいケースが多く、排水不良・逆流トラブルが発生しやすくなります。こうした場合に役立つのが、カクダイのようなブロック型・一体型構造のかさ上げ台です。これらは高さをしっかり確保できるため、ホースの勾配を作りやすく、結果として排水の流れがスムーズになり、水漏れ・悪臭・ホースの圧迫による劣化を防止できます。
また、一体型のため重量を広い面で支えられ、床置きでも高い安定性を保てるのが大きなメリットです。
【デザイン性】
・タツフト あしあげ隊
→ 重たいドラム式でも安定しやすく、インテリア性・デザイン性を重視したい家庭向け
ドラム式洗濯機は本体重量が重く、どうしても“存在感が大きくなりがち”です。そのため、かさ上げ台の見た目も空間になじむデザイン性が求められます。
あしあげ隊は、防振性能を備えつつ インテリアになじむ落ち着いたカラーやシンプルで無駄のない設計 が特徴。洗濯機周りの生活感を抑えたい人や、ランドリールームの見た目にこだわりたい家庭にも適しています。
100均・ホームセンター・代用品はアリ?
過去の現場では、100均で売られている発泡スチロール製ブロックや、ホームセンターのコンクリートブロック・レンガ・角材をかさ上げ台の代用として洗濯機を載せているケースも実際に見てきました。
しかし、これらの代用品は以下のリスクを常に伴います。
- 防振・滑り止め機能がなく、振動が増幅しやすい
- 設置面が不均一になりやすく、不安定で転倒リスクが高い
- 耐荷重が不明確で、経年劣化による破損の危険性がある
- 水濡れに弱く、腐食・割れ・崩れのリスクが高い
その結果、洗濯機の転倒・異常振動による内部破損・階下漏水といった重大トラブルにつながる可能性があります。
さらに重要なのが、多くのメーカーで「ブロックなどによるかさ上げは使用禁止事項」とされている点です。万が一、転倒や水漏れが発生してもメーカー保証の対象外となるケースがほとんどのため、結果的に全額自己負担での修理・買い替えリスクを背負うことになります。
安全性・安定性・保証の観点から見ても、かさ上げを行う場合は必ず専用設計のかさ上げ台を使用することが最も安全で確実な選択と言えるでしょう。



正直、ブロックで代用しちゃダメ?



事故と保証のリスクが一気に跳ね上がるからおすすめできないね。
FAQ(よくある質問)
- 洗濯機かさ上げ台って本当に必要?
-
排水ホースの潰れ・掃除・振動対策をしたい人にはかなり有効です。
- どれくらいの高さがベスト?
-
一般家庭なら5〜10cmが使いやすいです。
- 100均のブロックでも大丈夫?
-
落下・ズレ・破損リスクがあり、基本おすすめしません。
- 業者に依頼したら工賃はいくら?
-
3,000〜5,000円前後が相場です。
まとめ|どんな人にどの台がおすすめ?
記事のポイントをまとめます。
- かさ上げ台は排水・掃除・振動・腰の負担など、洗濯機まわりの悩みをまとめて解決できる便利アイテム。
- とくにニトリは価格が手頃で買いやすく、防振・滑り止めが付いた扱いやすい定番ブランド。
- かさ上げ台は排水トラブル防止、掃除性アップ、腰の負担軽減など複数の目的で使用される。
- 排水ホースが潰れたり勾配不足になりやすい環境では“必須級”で、ホースの流れを自然に保てる。
- 掃除がしづらい洗濯機下に空間を作れるため、ホコリや湿気が溜まる問題を防ぎ、通気性・カビ対策にも有効。
- 防振性の高い台を使うと、脱水時の揺れや低周波の振動を吸収し、集合住宅の騒音・振動トラブルを抑えられる。
- ドラム式は扉が低いため、5〜10cmの高さ調整だけで出し入れが楽になり、腰への負担を大きく軽減できる。
- ニトリの台は「積み重ねて高さ調整できる」のが最大の特徴。
- 5cm・10cmの調整ができる一方、1段だけだと割高に感じる場合もあり、必要高さが決まっている人は他モデルと比較推奨。
- 購入前は、①耐荷重150kg以上、②防振・滑り止めの有無、③防水パンとのサイズ相性、④上部ホースや蛇口との干渉 を必ず確認。
- とくに防水パンの足置き部と台の底面サイズが合っていないと、片浮き・振動増加・ズレ落ちのリスクがある。
- 高くしすぎると給水ホースが突っ張る場合があるため、2段(10cm)以上は要注意。
- 【コスパ重視】因幡電工ふんばるマンは価格・安定性・防振のバランスが良く、初めての導入に最適。
- 【高さ重視】カクダイなどのブロック型は高さをしっかり確保でき、排水勾配の確保に特に向く。
- 【デザイン性】タツフト「あしあげ隊」は重いドラム式にも強く、インテリアになじむ見た目で空間の印象を損ねない。
- 100均ブロック・レンガ・角材などの代用品は、防振なし・不安定・耐荷重不明・水濡れ劣化など、危険性が高い。
- 多くのメーカーで代用品の使用は禁止されており、トラブル時は保証対象外になるため、専用品の使用が安全。
洗濯機かさ上げ台は、小さな投資で大きな快適さが手に入るアイテムです。 とくにニトリは、価格・安全性・入手性のバランスが非常に優秀なので、 「どれを買えばいいかわからない…」という方の最初の1台として最適です。










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